こんにちは。
LINEスタンプクリエイターのわくてかラビットと申します。
前回Stampers様に『パワポで作ろうLINEスタンプ講座』をご掲載いただき、嬉しいことに「もっと詳しく知りたい」とのお問い合わせをたくさんいただきました。
お一人でスタンプを作り始めている方も多いようで、思いがけないことで悩むことも多いのかもしれませんね。
そこで今回は、自分流ではありますが『LINEスタンプの作り方』をまとめてみました。すべて自己流ですので独特な部分もあるかと思いますが、一つでも何かの参考になりましたら嬉しく思います。
1.アイディアを練る
まず5mm方眼のルーズリーフを用意します。文房具屋さんで購入できるでしょう。
用意したその方眼紙を、はさみで図のように切っていきます。
自由な大きさで構いませんが、5mm方眼のルーズリーフを使用した場合、縦6.5マス×横7.5マスにすると、LINEスタンプの最大サイズ縦320×横370の比率にほとんど合わせることができます。
次に、スタンプにするネタを考えていきます。この時、右手にはコーヒーが欠かせません。
思いついたら、先ほど切った紙にどんどんネタをメモしていきます。
(もし並行して色々なスタンプのアイディアを考えているなら、メモする紙の色を変えると他と混同しなくて便利だと思います(*^-^)/)
ちなみに今回アイディアを練るのは、わくてかラビットのスタンプ『強敵出現!』の『学校編』です。
一度売れたスタンプで2匹目のどじょうを狙おうというわけです。しかしそんなにうまくいかないのが世の中でした。(売上についてはまたいつか別記事で!)
さて、『学校編』を作るにあたっては、まず学生たちが求めているものを知る必要があります。彼らはLINEで普段どんなやり取りをしているのでしょうか。実際に学生達をリサーチしつつ考えていきます。
こうして30分ほどで、80個のアイディアが出揃いました。
実際に販売するのは40個のスタンプですが、ここでは多めにアイディアを出しておきます。
2.選びつつ順番を練る
LINEスタンプは、画像の並び順が重要です。
購入してくださる方がこのスタンプの使い方を想像しやすくなるように、並び順を考えます。
この時、無駄だと思うスタンプも省いていきます。
40個のスタンプを選び、順番も決まりました。
3.絵を描く
40個の案が固まったので、MicrosoftのPowerpoint(パワポ)を使って絵を描いていきます。
僕の場合は、ウィンドウ⇒文字⇒背景⇒敵の順でスタンプを描いていきます。
このような感じで、1つのスタンプが完成しました!
このスタンプの場合は、大体15分ほどで一枚の絵が仕上がります。
4.人に見てもらう(3と4を繰り返す)
40枚のスタンプが描けたら、とりあえず誰かに見てもらいます。
深夜に集中して作業していると、気分がノッてきてつい「自分…天才じゃね!?」などとハイになってしまうことがありますが、そういうのはだいたい僕の場合ただの勘違いです。ハイな時こそ、客観的な意見をもらい冷静になることも大切ですよね。
幸いなことに、僕には何でも相談できる相方がいます。
早速、このできあがったスタンプをみてもらうことにしましょう。
果たして、このスタンプの評価はいかほどのものでしょうか?
このように、『良いと思ってるのは自分だけ』ということが人生には往々にしてあります。誰かに客観的に見てもらうということは大切ですね。
では、こちらのスタンプはどうでしょうか。
前回、強敵出現スタンプの中に『月曜日が現れた!』というスタンプを入れたところ、なかなか人気があったようでした。
そこで、『まだ…火曜日だ!』の登場です。
これで火曜日になってもまだ、週末への「遠さ」に気付かされるわけです。この世界の残酷さに気付かされてしまう、なんとも迷惑なスタンプですね。
ハッ…!
く、くるー!!
なんと、今度のスタンプは、大丈夫なようです!
というわけには やはりいきませんでした。
このように指摘を受けたスタンプ(多数)を、言われた通りに修正していきます。
5.一日おく
さて、40枚すべてのスタンプが完成したら、その日のうちに審査に出したくなるものです。しかしここはグッとこらえて、僕としては一日おくことをオススメしたいです。
一日待つことで、絵の細部をゆっくりと見返したり、スタンプの説明文をきちんと考えることができるのです。今日まで頑張って40枚も描いたのですから、きっちり悔いのない状態にしてから審査に出しましょう!
そんなこんなで、『強敵出現!学校編』は完成しました!
やったー!
6.リクエストする
画像も文章もバッチリOK!となったらマイページからスタンプの審査をリクエストしましょう。
後は審査が順調に進んで販売が開始されることを祈るのみですね。渋谷ヒカリエ(LINE本社)の方角に向かって三日三晩寝ずに祈祷を続けましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
わくてかラビット流のLINEスタンプの作成方法をまとめてみました。独特な部分もあったかもしれませんが、少しでも皆様のLINEスタンプ作りに生かしていただけたら嬉しいです。
最後までご覧いただき、本当に有難うございました。